2021/05/19
私の仕事はビジネスにレゴを持ち込みます。 教育の場にも持ち込みますが、まだ教育とレゴはつながるイメージがあると思います。 しかしビジネスの場となると、なかなか結びつかないでしょう。
ビジネスの場にレゴを持ち込むことを面白いと思うか、馴染まないと思うか、あるいは訳分からんと思うか。 実はその反応はどうでも関係ないんです。レゴ自体に対する態度や感想はワークショップの中で結局薄まっていきます。 (そのように設計されている手法ですし、その専門知識を持ってやってますので)
しかし逆に如実に現れてくるものがあります。 それは同僚に対する関心や仕事に対する思い、そして自分に向き合えるかどうかの素直さです。 結局現れてくるものは、人の思考やスタンスそのものです。
それを明らかにすることを是とするのか、否とするのか。それはリーダーの判断です。 何が出てくるか分からないパンドラの箱を開けるリスクは避けるのか。それとも組織メンバーの可能性を信じて、まだ見ぬ潜在力を見出すために勇気と覚悟を持って進むのか。 レゴのような異質なものに出会った時のリーダーのスタンスに、結局組織のスタンスが現れてくると思います。
創造性やイノベーションがお題目のように日々語られてますが、それは答えの分からない異質なものに飛び込む勇気から始まるものだと思います。 答えが分かっているものにしか取り組まなければ、その答え以上のものは得られませんよね。