組織の未来

組織は一度生まれたら、その瞬間から存続と拡大を宿命づけられるものです。組織のために人が働き、人が入れ替わっても組織は残る。組織が人よりも上位の概念になります。

組織が健全に保たれていれば、その組織は属する人を守ってくれて、安定や安心、そして成長をもたらす存在になりますが、不健全になってしまえば、組織はモンスター化し、権力や恐怖で人に従属を強制し、人の心を脅かし、人を搾取する存在になります。

しかし、明確に不健全な組織というのは実は少なくて、一見健全に見える組織の中にモンスターが点在するケースが一番多いのだと思います。パワハラ上司なんかはその典型ですね。そもそも権力を持つ人の存在自体がハラスメントという感覚も否めないと思います。

それでも、組織に属した以上、組織が優先される環境下にいるという自覚は必要です。組織というのはそもそもが権力構造で、それによって組織が成り立っているわけでもあります。組織に属する人は、組織に属することで得られるメリットと個人の自由が制限されるデメリットは交換条件だということも忘れてはなりません。

さて、以上を踏まえた上で。

その上でも、個人の自由な思考と発言が組織のメリットになるというスタンスと信念を持っているのがLEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッドという手法です。トップダウンよりも「ボトムアップ」に組織の未来があると信じて開発されています。

組織の理論や地位を振りかざしてトップダウンで部下に指示をしたり、上からの目線で部下を非難するリーダーではなく、自ら部下の目線に飛び込み、フラットに話を聞き、自らも想いを語り、メンバーと共に歩もうとするリーダーにこそ未来があるという思想を持っています。なぜなら、組織は人間で構成されており、その人間同士の関係性が組織のパフォーマンスに直結するからです。人間とその関係性の中に眠る可能性を拓くことで、組織の可能性も拓きます。それはプロジェクトなどのチームでも同様です。

その可能性を拓くために、私はLEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッドという具体的な「how to」を世に広げていく仕事を行っています。人や組織が変わるためには、人が具体的に使える「道具」が必要です。概念や本質を掴むことも大切ですが、それだけでは変化は起こせません。実際に扱える「道具」を使って体験することこそが変化の第一歩です。
実際、LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドを活用したアプローチの結果、今まではスポットライトが当たっていなかったメンバーの秘められた情熱に気づいたり、真の想いについて話を聴くことで、リーダーや周りのメンバーの姿勢が変わり、当人も大きく変化していったという事実をいくつも見てきました。

「部下やメンバーとフラットに向き合う」。その勇気ある一歩は大きな成果で報われます。
一歩を踏み出したいリーダーからのお声をお待ちしています。

CONTACT US

お問い合わせ

        ローレンス佐藤がファシリテーションするワークショップについてのご依頼・ご相談は、お電話もしくは、メールフォームからご連絡ください。

       

ライフ・ブレークスルー・ジャパン株式会社営業時間10:00~18:00(土曜・日曜日・祝日定休)TEL : 03-6866-2089

メールフォームはこちら