PLAY=THINK

PLAYしている状態とは、それがスポーツであれ、楽器の演奏であれ、いわゆる「スイッチON」の状態で、自分の行っている行為に対して意識が集中している状態だと思います。それは、その行為の対象についてリアルタイムに全身全霊で「思考」をしている状態ともいえると思います。長年の経験を積んでいくと、体が覚えた状態になって無意識でもPLAYできる域に到達することはあると思いますが、熟達する途上においては、ものすごく考えながらPLAYしていると思います。新たなスポーツや楽器を習う際に、必死に考えながら体を動かして覚えた経験がどなたにもあると思います。

このPLAYの状態(頭も体もスイッチONの状態)を、大人が、ビジネスや学習における「思考」をする際にも活用できないか、という考え方から生まれているのが、「レゴ® シリアスプレイ®」という手法です。体(特に手)を動かしながら、道具(レゴ)を操作して、自分たちにとって重要な関心事であるビジネスについて(特にビジョン、ミッション、バリュー、パーパス、ブランドといった概念系)、PLAYしながら100%の意識をそのテーマに向けて、前のめりになって全身全霊で考える。そういうことを実現する手法です。もちろん、中高生や学生が抽象概念やシステム思考などに実践的に取り組む際にも大いに効果を発揮します。

さらに、このPLAYの最中に、集中が極限まで高まると、「FLOW(フロー)」と呼ばれる、自分という意識も時間の意識もなくなり、ただ行為に没入している状態に入ります。この概念を提唱した、ミハイ・チクセントミハイ博士は、このフローの状態において、学びや知識の習得効果が最も高くなるとも言っています。このフローに入った瞬間こそ、新たなひらめき、新たな知識の結合、あるいは「会得」の感覚を得られる可能性が高くなります。

このように、PLAYこそが真の思考の瞬間であり、肝心なプロセスなのです。
もし、「考えようが考えまいが、Google先生でもChatGPT先生でもコンサルタントでも、答え(結果)さえ得られればいいんだ」、というお考えの方には不要なお話かもしれません。一方で、「自分たちにとって重大なことについて、自分たちで本当に本気で考えたい。全員が本気で考えたらどういう結果が得られるのかを具現化したい。それでなければ全員がコミットできる訳がない」。そうお考えになる方には非常に重要なお話だと思います。

『PLAY=THINK』
それを実践できる手法が、レゴ® シリアスプレイ®メソッドです。この手法を実践できるファシリテータが日本全国に存在していますので、気になった方は、以下ページから最寄りのファシリテータを是非お探しになってみてください。

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