LSP事例「価値観共有ワークショップ」



先日、新たな事業スタートを計画されているプロジェクトチーム5名の皆さまとレゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用した「価値観共有ワークショップ」を行いましたので、チームの皆さまご了承のもと、ご紹介したいと思います。

こちらのチームでは、プロジェクトの目的やコンテンツは概ね形になっており、合宿もしてメンバーの経歴や人生史なども共有されているので、今回のワークショップでは「チームビルディング」をやりたいというご依頼でした。

限られた時間(4時間)の中でどうチームビルディングをするか考えました。もちろん、チームビルディングは本来数ヶ月や数年の時間をかけて行っていくものだと思いますが、その第一歩としてまず何をするかを考えました。

特に意識したことは、様々なバックグランドと年齢層のメンバーが共通の目的意識で集まって事業を推進していく際に、何がメンバーひとりひとりの心の拠り所となるのか、ということでした。例え、時に意見が合わなくて衝突したり、仕事の進め方の些細なことでいさかいが生じたり、単にジェネレーションギャップでフラストレーションを感じても、ひとりひとりがその仕事を続けようと思えるエンジンは何か?ということです。

企画メンバーの方とのミーティングなども踏まえ、今回のチームにおいては「価値観」がそのエンジンだと想定しました。ひとりひとりが「社会をどういう目線で見てるのか、どう変えたいと思っているのか」、それを明らかにして、自認・他認・共有し、事業を行う目的と繋げる。そうしてひとりひとりの価値観と仕事が繋がっていれば、「自分の価値観をこの世で実現する」という内発的動機によって、多少の軋轢や困難を乗り越えて進んでいけるチームになれる。そういう狙いで「価値観」にフォーカスしたワークショップを設計しました。

構成は、レゴ®シリアスプレイ®メソッドの基本に忠実に、1グループに1ファシリテータというスタイルで、初めにレゴ®ブロックとLSPのプロセスに慣れる練習を1時間強行った上で、各自の「価値観」を明らかにするためのワークとして、2つの問いに順番に取り組んでいただきました。いずれも各自が作品をつくり、その意味を語るというプロセスです。

1つ目の問いは、「あなたが今、社会や世界に感じている課題意識、問題意識、あるいは、モヤモヤや怒りは何ですか?」というもの。
2つ目の問いは、「あなたが見たいと願う社会や世界はどんなものですか?」というものです。

それぞれの問いに対して、ひとりひとりが自分の考えをブロックに投影しながら作品をつくり、ひとりひとり順番にその作品を使いながら語り、その意味を全員で共有し、さらに質問を通して理解を深め、最後は言葉に書き落として互いの価値観を深く知り合うという流れです。ひとつの問いに対して優に1時間以上の時間をかけて行いました。



LSPは、今回の「価値観」といったような抽象度の高い、”雲を掴むような問い”を、ブロックを掴みながら具体的に考え、他の参加者とのインタラクションも活用しながら自身の考えを明らかにし、さらに広げ、深め、新たな知見へとアップデートしていくことができる手法です。

”自分は世の中をどう捉えていて、どんな世の中が見たいのか?”
”仲間は世の中をどう捉えていて、どんな世の中を見たいのか?”

これらの価値観が繋がり合い、「僕たちが見たい世の中を実現するために、事業をしよう」という思いが強く固まった時、チームは真のチームになっていけると思います。深く価値観を共有されたこちらのプロジェクトチームの皆さんの船出が素晴らしいものになるよう、心からエールを送ります!

?今回のチームの皆さんのように、チームビルディングの一環として「価値観を共有する」ワークショップを実施したいと思われた方は、いつでもお気軽にお声がけください。LSPが必ずお役に立てるはずです。

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